ロシア・ウラジオストクでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に参加した李明博大統領と野田佳彦日本首相は9日、会議終了後、立ったまま5分間ほど対話し、韓日関係を未来志向的に発展させていくことで意見の一致をみた。青瓦台の朴正河報道官が伝えた。
李大統領の独島上陸を契機に韓日関係が悪化して以降、両首脳が言葉を交わしたのは初めて。
両首脳の対話に先立ち、金星煥外交通商部長官と玄葉光一郎日本外相は8日、APECの公式夕食会で約5分間ほど意見交換し、「両国間の状況をできるだけ早期に落ち着かせるため、お互い冷静に対応していかなければならない」という認識で一致した。
両外相は、「未来志向的な関係を発展させていく必要がある」という点に共感した。また、北韓問題と経済・文化などの分野でも緊密に協力しながら、外交当局間の緊密なコミュニケーションも維持していくことにした。
(2012.9.19 民団新聞)