北朝鮮難民救援基金
北韓から脱出して日本で暮らす同胞を主な対象とした「北朝鮮難民定住日本語教室」(認定NPO法人北朝鮮難民救援基金附属日本語教育センター主催、文化庁支援)が9月から東京都内で再開した。会場は民団豊島支部が提供。これまでと違い、スペースも広がった。
教室は週2回の開催。3人が日本語の読みと漢字、北韓とは異なる基本的な生活習慣を中心に学ぶ。基本はテキストだが、映像も使って学習効率を高めている。講師の儀満敏彦さんによれば、初級の上から中級のレベルだという。似通っていながらまったく意味が異なる表現については何回も繰り返した。
ある受講生は「早口になると、どうしても意味が理解できなくなるから」と、家に帰ってからも遅くまで自習に励んでいる。北朝鮮難民救援基金の加藤博理事長は、「継続が大事」と受講生を励ましていた。11月13日まで全20回の予定。
(2012.10.12 民団新聞)