【静岡】韓国伝統の作法で煎れたお茶を楽しむ会が6日、静岡市内の茶室であった。李瑛子韓国茶礼門下であり、SBS学園の韓国茶の講師・杉本立子さんが、公募の受講生18人を前にお点前を披露した。
まず、来場記念の「ウェルカム茶」として菊の茶が振る舞われた。緑茶が高価で、ごく限られた人しか味わえなかった時代、庶民に愛された味だ。「香りが良く、気持ちが落ち着くようだ」と好評だった。
韓国の品評会で優勝した求禮茶も振る舞われた。茶室には静かな韓国伝統の音楽が流れ、優雅なひとときを過ごした。試飲した受講者は「美味しい! 日本茶に比べて色は薄いけれど、深い甘みがある」とびっくりしていた。この日のお茶会は婦人会静岡本部(黄福礼会長)と県・市の日韓親善協会による共催。
(2012.10.12 民団新聞)