世界銀行のジム・ヨン・キム総裁と企画財政部の朴宰完長官は15日、ソウルで面談し、韓国に世銀事務所を設立する内容の了解覚書(MOU)を締結した。
さらに朴長官は、韓国が世界銀行に2013年から3年間に9000万ドルの協力基金を出捐することを約束した。また、キム総裁が提案した、韓国の経済成長モデルを途上国に広めていく方策を韓国と世銀が共同開発することに賛同した。
朴長官は「韓国の発展経験と知識は韓国のみならず国際社会がともに成長するための人類共同資産」であるとの考えを示した。
キム総裁は青瓦台に李明博大統領を表敬訪問したほか、「経済発展経験共有事業(KSP)知識共有フォーラム」に出席し、「開発の必須課題と結束・連帯」をテーマに基調演説を行った。
グリーン基金も
開発途上国の温暖化対策を支援する国際機関「グリーン気候基金(GCF)」の理事会が20日、仁川の松島新都市で行われ、事務局を同市に設置することを決めた。
世界的な課題である気候変動対応やグリーン成長でリーダーシップを発揮できる基盤が築かれ、雇用創出効果や会議、交通、観光、金融サービスなどの需要増加、気候変動関連の情報獲得などが期待される。
(2012.10.24 民団新聞)