朝鮮王朝時代の宮中衣裳が、このほど大阪韓国文化院(大阪韓国人会館内)で展示された。同院が企画した「韓国・大阪友好週間」を記念しての特別企画展。韓国唯一のポジャギ&キルト博物館「草田繊維・キルト博物館」(金順姫館長、ソウル市)の協力で実現した。
王と皇后の大礼服をはじめ、文武百官が祭事に着用した礼服、武官の軍服・執務服、婦女子が外出の際に顔を隠すためにかぶった長衣など20点。いずれも金館長とその弟子による手作り。来館者は韓国ドラマの世界を目のあたりにして、「この刺繍、すごい、すごい」とただ驚くばかりだった。
金館長は「大阪は同胞が多く、韓日も交流していることから、日本で初の展示となった。来年は東京でも開催したい」と話していた。
(2012.11.7 民団新聞)