グローバル企業の最高経営責任者(CEO)で構成された「持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)」の総会が2日までの3日間、ソウルで開かれ、「解決策の模索と拡大」をテーマに特にグリーン経済の協力について論議した。国連の潘基文事務総長や金滉植国務総理、張富士夫トヨタ自動車会長をはじめ、約60カ国・200社から約400人が参加。潘事務総長は「事務総長に就任以来、貧困撲滅など社会的な問題を解決するうえで最も優先したのが産業界との協力だった。持続可能な発展のためには政府の力だけでは足りず、企業が動かなければならない」と協力を要請した。
これに対して韓国持続可能発展企業協議会の許東秀会長(GSカルテックス会長)は「韓国グリーン成長の事例をアジアに伝えられるよう周辺国と緊密に協力していく」と応えた。今回の結果は、12月の国連気候変動枠組条約総会資料として活用される。
(2012.11.7 民団新聞)