【ソウル】潘基文国連事務総長は10月30日、韓国国会での演説で「条件が整い次第、北韓を訪問することも検討している」と明らかにした。
潘事務総長は「韓国国民の一人として韓半島情勢の安定と統一を願う気持ちは誰よりも強い。南北が核(の脅威)から自由になり、平和な韓半島を実現するためのいかなる努力も惜しまない」と強調した。
潘事務総長は前日の29日、ソウル市内で行われた第11回ソウル平和賞授賞式の受賞演説で「平和的に非核化された韓半島を建設するため、私に与えられた任務を果たす準備はできている。北韓が、核兵器の放棄と韓半島非核化に向けた国際社会の求めに耳を傾け、人権を尊重することで住民の暮らしを改善することを望む」と表明した。
ソウル平和賞は、1988年のソウル五輪の成功を記念して、90年に創設された。
(2012.11.7 民団新聞)