外国人留学生のための就活準備セミナー(独立行政法人日本学生支援機構主催)が11月26日、都立産業貿易センターで開催された。韓国や中国、インドから留学生443人が参加。NPO法人留学生職業能力開発センターや株式会社マイナビ、ネスレ日本、ヤマト運輸などの大手企業によるオリエンテーションに耳を傾けた。
韓国籍の鄭 俐さん(早稲田大学3年)は、クリエイティブな仕事がしたくて、広告業界を志望しているという。マーケティングにも興味がある。「落ちてもあきらめずに、志望する企業はすべて受けたい」と意気込んでいた。
横浜国立大学に通う具仁謨さん(東京エレクトロン内定者)の就活体験者ブースでは、たくさんの韓国人留学生が相次いで質問を投げかけていた。具さんは「逃げ道はないと思った方がいい」と厳しく言いつつも、「働くこと自体が幸せになるような企業じゃないとダメだと思う。就活は自分に合うやり方を見つけることが大切」と丁寧にアドバイスした。
(2012.12.1 民団新聞)