米・ワシントンの国立スミソニアン博物館は13日から8カ月間にわたり、世界的なビデオ・アーティスト、故白南準(ナムジュン・パイク)氏の生誕80周年を記念し「ナムジュン・パイク‐グローバル・ビジョナリー展」を開催している。
ナムジュン・パイク氏の作品制作方法や過程、その哲学を紹介する回顧展。
今展では、主な作品67点とスミソニアン博物館が2009年に買い取って所蔵している「ナムジュン・パイク・アーカイブ」の中から選ばれた資料140点が紹介されている。
特に、一般にはほとんど公開されたことがない96年の設置作品「Moon Projection with E Moon and Birds」も、ナムジュン・パイク財団から借りて展示している。
同館のエリザベス・ブロウン館長は「ピカソが20世紀前半を支配した巨人なら、ナムジュン・パイクは20世紀後半の新しい芸術の重心。ナムジュン・パイクの想像力が世界を変えた」と話している。
(2012.12.21 民団新聞)