【和歌山】身近な韓国の文化を体感する「国際授業」が11月29日、和歌山県有田郡の湯浅町立山田小学校(野下康雄校長)であった。民団和歌山本部(権逸団長)と婦人会本部(金英子会長)、青年会本部(金弘樹会長)が出張講師を務めた。今年で4年目。
全校児童38人が参加。はじめに、韓国の文字とあいさつについて勉強した。生徒からは「韓国の文字で一番難しい字は何ですか」といった好奇心いっぱいの質問がたくさん寄せられた。
小学校3年生の児童5人は、父母とともにキムパプ作りに挑戦した。婦人会のオモニたちの指導を受けながら、のりの上にご飯を乗せ、卵焼きやソーセージ、キュウリなどを巻いた。さらに、チヂミも焼いた。「むずかしい」といいながらも、調理を楽しんでいた。
試食の席では、子どもたちから習ったばかりの韓国語「マシイッソヨ(美味しい)」が飛び出した。野下校長は、「日本にいちばん近い外国を児童たちがより身近に感じる機会になればと思っている」と話していた。
青年会が来年の「ハングル月暦」を贈った。
(2012.12.21 民団新聞)