「2012全国議決機関本国研修会」が11月27日から30日までソウルの統一教育院で開かれ、全国から集まった79人の関係者が議決機関の任務と役割を再確認するとともに、最新情報をもとに南北関係と統一問題に対する認識を深めた。また平沢の第2艦隊司令部を訪問、10年3月に北韓の魚雷で撃沈され無残な姿となった哨戒艦「天安」を視察しながら、政府の対北政策と韓半島安保問題について学んだ。
統一問題に関しては、韓半島を取り巻く各国の利害関係を通して統一の重要性と、今後中国と米国が協力体制に入るか否かが南北関係に大きな影響を与えることが指摘された。同時に統一準備の必要性と、統一することで分断による苦痛と膨大な軍事費など国力の浪費を克服し、韓半島の平和と安定が成就できることが強調された。また、韓国内でも世代ごとに統一意識に差があるため、国民的な統一意志を高める必要があるとした。このほか北韓離脱住民が現在の北韓の実態を解説し、国民の愛国心を高めることが祖国統一への原動力となると表明した。
議決機関研修では、金漢翊中央本部議長が議決機関の任務と役割、規約説明と地方委員会・大会の進行要領について講義したほか、梁東一・李秀夫両副議長を交えて中央議長団との全体討論会が行われた。今回の研修を通じて議決機関の役割を再認識し、また南北統一に対する思いを新たにする參加者が相次いだ。
(2012.12.21 民団新聞)