【大阪】白頭学院建国幼・小・中・高等学校(金聖大理事長、崔鐵培校長)の校舎再建築工事が2月1日から始まる。新校舎は耐震性を重視。校内にムグンファやケナリの苗木を植栽し、民族的情緒を醸し出すことにしている。完成すれば、教育環境は大幅に改善される。
教育振興資金呼びかけ
新築の南館には幼稚園から高校までの普通教室を集中させる。本館と西館の学舎は耐震工事を施してリニューアル化。トリリンガル教育のための特別室や選択教室を設け、グローバル教育の充実を目指す。
また、200人収容の小体育館兼研修室も新たに建築する。最新の防音と空調設備を備えるだけに、白頭学院の誇りでもある伝統芸術部や吹奏楽部の練習環境は大幅に改善されそうだ。
さらに、給食室は252席に拡充され、小学生から高校生まで全校児童生徒の完全給食が可能となる。
懸案の教育振興資金は、目標額4億5000万円のうち約半分が集まった。先日も神戸市在住の17期生から1000万円が寄せられたという。今後も2年かけて法人や校友会、PTA連合会、保護者などに賛助を呼びかけていく。
これを受けて校友会(鄭嘉昭会長)やPTA連合会(金惠心会長)も張り切っている。校友会ではあらためて卒業生の進路を調査し、新しい校友会名簿を作成する計画だ。PTA連合会も、「リアルタイムで保護者に情報を発信し、これまで以上に子どもや教員を支えていく」。
(2013.1.1 民団新聞)