サイン入り台本や写真コーナー
広がる交流の輪
2011年9月、東京・港区赤坂のKBSジャパン(金大會社長)の2階にオープンした「KBS JAPAN 韓流センター」で、韓流ファン同士の交流の輪が広がっている。
センターのスペースは約45・2平方㍍。入口を入った左手の棚にはBIGBANG、KARA、cnblueなど、人気K‐POPアーティストの音楽CDやミュージックビデオ各50枚以上が並ぶ。
その横には、ドラマ「製パン王キム・タック」主演のユン・シユン、女優のムン・グニョンなどのサイン入り台本も。右側の壁面はKBSドラマ写真コーナーとして、これまで日本で放送した、あるいは放送を控えているドラマの写真が多数、飾られている。これらの写真は、「ドラマの歴史ですね」と話すのは、放送部広報担当の崔裕梨さん。
3月からKBSワールドで日本でも放送される「頑張って、ミスター・キム」は、K−POPアーティスト「神話」のキム・ドンワンが主演した。それぞれ姓の異なる4人の子どもの保護者になったキム・テピョン(キム・ドンワン)の家族と愛を描いた物語は、韓国でも大好評中の人気ドラマだ。
また昨年、日本初放送の「棚ぼたのあなた」は、最終回で48%の高視聴率を記録したホームコメディ。崔さんは「家族の話は主婦、若い方からも好評を得ている」と話す。
さらに、KBSドラマのDVDは約80作品におよぶ。KARA、T‐ARA、Secretなどの人気ガールズグループのメンバーが山奥の村で農業体験、共同生活を行いながら成長していく姿を追った「青春不敗」や、俳優たちが韓国各地で1泊2日の旅をしながら、お茶の間に笑いを与えてくれる国民的人気番組「1泊2日」は必見。
韓流専門雑誌の鑑賞スペースでは、好きな雑誌を読みふける人もいる。落ち着いた雰囲気の中で、CDやDVDは館内のノートパソコンで楽しむことができる。センターには5階で行っている韓国語教室の生徒も集まり、韓流トークに華が咲く。入館者は40〜50代女性がメーンだ。
崔さんは「韓流の好きな方はいろいろな出会いと話しができるので盛り上がります。ドラマからも韓国の生活や文化を知ることできるので、この場所を活用してほしい」と話す。
平日10〜18時(休日祝日は休館)。入場無料。入館者は入口の内線電話で総務部(内線41、42)に連絡。CD・DVD貸し出しは館内のみ。5階スタジオにカラオケ完備(希望の方はスタッフまで連絡)。ただし、韓国語教室、番組収録の場合は使用不可。問合せは視聴者相談室(℡03・6426・1784)。
(2013.1.16 民団新聞)