2日間で来場者1万3千人
食肉やサイドメニュー、調理器具などを一堂に集めた「第5回焼肉ビジネスフェア」が16、17の両日、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で開かれ、関連業者ら約1万3000人の来場者でにぎわった。今回は特に、ユッケコーナーに注目が集まった。2月6、7日には大阪南港のATCホールでも開催される。
2月6・7日に大阪でも開催
主催は焼肉ビジネスフェア実行委員会で、全国焼肉協会などが特別協力。食肉をはじめ、飲料類、デザート、調味料、ロースター、厨房機器などの関連業者144社が出展した。
牛のユッケやレバ刺しなどの販売が規制される中で、代替商品としてサクラ肉やクジラ、マグロ、サーモンなどを食材にした共同仕入れの提案コーナーが来場者の関心をひいた。
米国産牛肉の輸入規制について日本政府が近く緩和する方針を打ち出したこともあって、日本国内のブランド品や米国産、オーストラリア産など国内外の食肉業者が例年にもましてPR合戦にしのぎを削った。
飲料パビリオンでは、人気のマッコリやカクテルをはじめ、ミント焼酎やシェーブアイスといった新商品が注目された。日本で広く浸透したチヂミやチャプチェ、キムチなどは相変わらずの人気ぶり。各種調理器具やロースター、食器洗浄機などの厨房機器も新開発製品が登場した。店内で顧客のオーダーに使用するスマホアプリなど新システムコーナーなども賑わいを見せた。
各種セミナー会場では、新しい食材やメニュー開発、繁盛店につながる最新情報のハード・ソフトの提案に、来場者が熱心に耳を傾けていた。
主催者側は、「米国産牛肉の輸入解禁を間近に控え、焼肉業界の景気回復に対する期待感は大きい。今回と来月の大阪開催が弾みになれば」と感想を語った。
(2013.1.30 民団新聞)