朴槿惠大統領当選人と黄祐呂セヌリ党代表、文喜相民主統合党非常対策委員長は7日、国会で「北韓核関連緊急3者会談」を開き、北韓の核実験など挑発・威嚇に対して超党派的に対処・協力するとともに、核実験計画を直ちに中止するよう強く求めるなど6項目の発表文を採択した。朴当選人の呼びかけによるもの。
1994年の第1次北韓核危機から20年になるが、大統領または大統領当選人が与野党代表と一緒に北韓核問題について対処策を協議し、共同発表を行ったのは今回が初めて。
3者は発表文で北韓に対して①核武装は容認できない②核実験などを強行すれば国際社会の強力な対応に直面することになる③国際社会と結んだ非核化約束を直ちに履行せよ−−と促すと同時に、「北韓が真摯な協力の姿勢を行動で示すことが南北関係を改善し韓半島での持続可能な平和を一緒に追求していく出発点になる」と強調した。
「民生懸案」でも無条件相互協力
また、3者は「今後北韓の挑発に備え相互緊密に協力する」ことで一致。さらに「国民の生活と密接に関連する事案や緊急な民生懸案については無条件で相互協力することにし、このために国政全般に対する真剣な議論のための与野党協議体を運営することにした。民生が最優先ということで共感し(大統領選挙での与野党)共通公約を早く処理することでも合意した。
(2013.2.13 民団新聞)