【愛知】岡崎市立大樹寺小学校(天野道晴校長、719人)の開設する民族学級「光学級」から7日、13人が卒業した。4年生から6年生までの同胞と日本人児童が韓国の文化や歴史、ハングルなどを共に学ぶ学級で、今年38年目。現在の生徒数は32人。
保護者の張桂江さんは、「この学級で自分のルーツを学び、日本人の生徒もいっしょに文化を学ぶことができることはとてもすばらしい。子どもたちもそういう場があることで、偏見を持つこともない」と話す。
天野校長は「韓国は身近で隣りの国。ここで学んだことに自信と誇りをもち、世界をリードできるような人になってほしい」と話していた。
卒業式には、当初から光学級を支えてきた民団愛知・岡崎支部の柳基幸支団長をはじめ、民団愛知本部からは鄭博団長も激励に訪れた。
柳支団長は「児童たちが韓国の国歌を歌えることはすばらしい。たくさんのことを知ってもらい、いっそうの興味をもってほしい」と述べ、卒業生1人ひとりに修了証書と記念品を手渡した。
(2013.3.27 民団新聞)