【京都】京都府議会は3月26日の本会議で「慰安婦」問題の早期解決を求める意見書案を賛成多数で可決した。08年3月以降、昨年9月までに全国39市町村議会が同趣旨の意見書などを可決したが、都道府県レベルではこれが初めて。
意見書は、旧日本軍による「慰安婦」被害者から再度、その声を聞き、必要に応じて①謝罪の追加②理解ある補償③名誉回復の措置④歴史の事実と教訓の継承‐に取り組むことを求めている。公明党が提出し、民主と共産が賛成、自民は反対した。
市民団体「旧日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」による10年間にわたる働きかけが実った。民団京都本部の王清一団長は、「努力が実り、大変喜んでいる。協力してくださった市民団体に感謝しております。他の都道府県議会でも意見書を採択するように期待しています」と語った。
(2013.4.12 民団新聞)