掲載日 : [2016-02-10] 照会数 : 6542
<ヘイトデモ>市民多数が抗議Uターンさせる…同胞集住地侵入許さず
[ ヘイトデモ隊に帰れコールを浴びせるカウンター(手前) ]
[ 路上に体を投げだしてヘイトデモ隊の侵入を防ぐ ]
川崎市桜本地区
【神奈川】排外・差別扇動集団が1月31日、川崎市川崎区で行った「日本浄化デモ『第二弾』」を前に、多数の市民が抗議の壁をつくり、事前にデモコースとして申請されていた同胞多住の桜本地区への侵入を許さなかった。川崎市内でのヘイトデモは13年5月から始まり、今回が12回目。
ヘイトデモ側は約60人が富士見公園ふれあい広場に集まり、「嫌いな朝鮮人に何を言ったって構わないんだ」と差別言動を繰り返した。これに対し、「ヘイトスピーチを許さない川崎市民ネットワーク」の側は約1000人(主催者発表)が集結。二重、三重に抗議の輪をつくって「帰れ」コールを連呼し、「おまえたちの好き勝手にはさせない」と声を振り絞った。
デモ隊は200人以上の県警・機動隊に守られ、富士見公園を出て追分交差点を通過、桜本に通じる大島四つ角へ向かった。抗議の市民も「ヘイトスピーチを許さない」と印刷されたフライヤー(チラシの一種)やプラカード、横断幕などを掲げて追走した。
大島3丁目では一部が座り込みと抗議行動。それでもヘイトデモ隊がそのまま大島四つ角へ直進したため、今度はその場で一人また一人と路上に体を投げ出し、捨て身の抵抗に打ってでた。このため、警察の先導車は桜本方面へ入ることができず、デモ隊はその場でUターンして解散地点となった京浜急行川崎駅方面へ向かった。
この日の抗議に参加していたカウンター団体によれば、ヘイトデモ隊をUターンさせたのは10年の京都・勧進橋付近以来とのこと。川崎署では「けが人が出てはいけないので」と説明した。
「ヘイトスピーチを許さない川崎市民ネットワーク」は、富士見公園に向かう前、JR川崎駅前でフライヤーを配るなど、約1時間にわたるアピール活動を行った。
川崎市では「多文化共生の歴史を積み上げてきた川崎で民族差別のヘイトスピーチは許さない」との声が高まっており、趣旨に賛同する団体はこの日までに100を超えた。
川崎駅前での総括集会では「人権の街・川崎をつくろう!」と引き続き署名活動を行い、川崎市への要請活動を進めていくことを確認した。
(2016.2.10 民団新聞)