掲載日 : [2016-03-09] 照会数 : 5428
震災の神戸で外国人支援20年…KFCに「地球市民賞」
[ 授賞式で金宣吉理事長(中央) ]
特定非営利活動法人神戸定住外国人支援センター(略称KFC、金宣吉理事長、兵庫県神戸市)が、2015年度「国際交流基金地球市民賞」を受賞した。授賞式は1日、東京都内のホテルで行われた。
同賞は独立行政法人国際交流基金(安藤裕康理事長、東京都新宿区)が地域に根ざした先進的な国際交流を行っている団体に贈っている。今年は134件の推薦・応募のなかから選考委員会が3団体を選んだ。
KFCは阪神・淡路大震災を機に97年、外国人が多く住む神戸市長田区で発足。韓国に限らず中国、ベトナムなどにルーツを持つ定住外国人の子どもたちへの学習支援や奨学金の設立、地域で働く外国人住民への日本語教室や日本語教材の制作・提供、外国人高齢者の民族性や歴史的背景を尊重した介護事業へと活動の幅を広げてきた。
安藤理事長は「KFCは国籍や民族を超え、在日コリアンやベトナム人などが地域で活動をともにできる貴重な場。戦後70年、日韓国交正常化50年、阪神淡路大震災から20年の節目が重なる2015年度の受賞団体にふさわしい」と述べた。副賞は200万円。
金理事長は受賞あいさつで、「さまざまな事業を外国人と日本人の協働で進めてきた。言葉が通じなくても、文化が違っても、人への共感とやさしさ、思いやりは国や民族を超え、共に支える場をつくっている。私たちが葛藤や衝突を踏まえながら到達した地平を、人を排除せず、ともに生きる先例として伝えていきたい」と述べた。
このほかの受賞団体は特定非営利活動法人Peace Field Japan(東京都千代田区)と公益財団法人山本能楽堂(大阪市)。
(2016.3.9 民団新聞)