掲載日 : [2016-03-16] 照会数 : 5222
安全・高品質の韓国食材人気…フーデックスジャパンに106ブース
[ 韓国ブースでは大手スーパーなどとの商談が相次いだ ]
健康・美容売り込む
アジア最大級の食品・飲料専門展示会の「FOODEX JAPAN 国際食品・飲料展2016」が11日までの4日間、千葉県内の幕張メッセで開催された。世界79カ国・地域から過去最多となる約3000社が出展。韓国からは106社がブースを並べた。韓食そのものより、日本食の素材となるギンナンやサツマイモ、果実などに人気が集まった。
韓国農水産食品流通公社(aTセンター)が統括した韓国館では江原道、京畿道、慶尚北道、全羅南道、済州道などの地方自治体が選定した88社が出展。このほか、「有機栽培と健康」をテーマにしたオーガニック&ウェルネスコーナーには、8社からなる忠清北道ブースをはじめ、江原道平昌郡などから10社が個別出展した。
韓国館では飲料・酒類、高麗人参、生鮮食品、水産加工食品、麺類、調味料、スナックといった定番の韓食ブースが並んだほか、▽食材▽林産▽水産▽キムチの各広報館が設けられた。
人気を呼んだのが林産物広報館で今年から日本に輸出を開始したギンナン。日本では茶碗蒸しをはじめおつまみなど、幅広く親しまれている食材でもある。中国からの輸入が大半だったが、注目を浴びたのは皮をむく韓国の技術。独自に開発した専用機器により、丁寧に皮をむいたギンナンの納品を可能とした。期間中行われた商談会も連日、にぎわった。
また、チョンシンフード(全羅南道)のサツマイモの加工品も人気を集めた。添加物や保存料を使わず、半乾燥でしっとり感を残しているのが特徴。韓国ではじめて完全自動化ライン構築に成功したことで大量生産が可能となった。イオンなど大手スーパーとの商談も成立した。
済州道や慶尚南道が出展した果実も人気だった。ミカン、ナシのほか昨年12月から日本への輸出をはじめたキウイが注目された。日本のキウイ輸入はニュージーランドが圧倒しているが、季節は春から秋。これに対して韓国産は冬場からの輸入が可能となり、冬季に出荷が始まる日本産とあわせた補完の役割がウリだ。
水産加工食品も目立った。全羅南道莞島郡でアワビの養殖・販売をしているチョンサンバダ社は徹底した衛生と品質管理をアピールした。同社の輸出担当者によると「莞島郡は自然環境が維持されているためアワビの育ちも良く、名産のコンブを餌としているので品質は最高」と自信のほどを見せた。
今年は特別イベントとして20〜40代女性をターゲットにした企画が多数行われた。需要の高いお茶やコーヒーを集めた特設展のほか、「健康」や「美食」にスポットが当てられた。韓国館を訪れた女性は便秘改善や美肌効果、ダイエット効果が高いとされるエゴマ油に興味を示していた。泰光禅食の7種類の穀物を粉末にした「ミスッカル」は、栄養バランスの取れたダイエット食品として日本でもブームを呼んでおり、女性向け食品を求めるバイヤーたちとの商談が集中した。崔誠恩さんによるキムチ料理の実演も好評だった。
(2016.3.16 民団新聞)