掲載日 : [2004-09-01] 照会数 : 3799
日本の大手法律事務所に勤める 金在昫弁護士(04.8.31)
韓日間の投資サポート
韓国で資格登録した弁護士が日本の大手法律事務所で活躍している。研修のため一定期間、日本の法律事務所での勤務経験を経て帰国していく韓国人弁護士はこれまでにもあったが、正式採用の事例は極めて珍しいとされる。
この弁護士は金在昫さん(37)=東京都足立区。日本人弁護士だけでも170人を数える森・濱田松本法律事務所(東京・丸の内)に勤務している。米国籍や中国籍の弁護士も所属している国際性豊かなところが金さんの性にあったという。5月に採用が決まり、いまは会社法をメーンに知的財産権保護、特許権などの分野を主に担当している。
経済のグローバル化を反映して韓国で合弁企業を設立したり、投資する日本企業は増えている。韓国貿易センター東京によれば、今年上半期は金額にして11億4000万㌦にのぼるという。これは昨年同期の約3倍に相当する。
こうした実情を反映してか、日本の企業やメーカーからは「韓国の法律を確認したい」という問い合わせが多く寄せられている。金弁護士は両国の法律に精通しているのが強み。トラブルを未然に防ぐためのアドバイスと、契約書作成に追われている。
金さんは97年に韓国で弁護士登録。その後、東大大学院修士課程で学んだ。在籍中に指導教官から日本の法律事務所での研修を勧められ、それがきっかけで日本での定住につながった。
将来的には日本や中国の弁護士と組んで東アジア全体にまたがる問題の解決に取り組みたいと意欲を燃やしている。
(2004.8.31 民団新聞)