掲載日 : [2004-09-08] 照会数 : 3025
「韓民族無縁の霊」弔う 献歌・献楽しめやかに(04.9.8)
【埼玉】日高市の高麗山聖天院にある「在日韓民族無縁の霊碑」で5日、関係者約50人が集うなか、韓日合同の献歌祭がしめやかに執り行われた。主催は今年の春、「歴史の中で犠牲になった在日同胞の霊を供養し、歴史を子々孫々に語り継ぐ」ために結成された「在日韓民族の霊碑を守る会」(河正雄会長)。「日韓交流友好の会」(藤井徳子代表)と「在日の時調(三行詩)の会」(金七圭代表)が共催している。
河会長は追悼の言葉で「在日同胞の苦闘の歴史が風化しないよう、祈ることの大切さを噛み締めている」とし、「争わず信じ合う良きパートナーとして善隣友好の絆を深めよう」と語りかけた。
藤井代表が「法堂ゆ高句麗人のたがやしし田園の見ゆ みどりゆたけく」と詠えば、金代表も「私たちの盆は九月 ただ一日 昼の盆/霊碑立つ 高麗の里に集って語らい/仏縁浅からざる 奪われし者の百年を慰む」と詠じた(写真)。
これに先立つ「聖天院大施餓鬼会」では、両代表による献歌に続いてバイオリニスト・丁讃宇氏による献楽があり、本堂に「カゴパ(帰りたや)」の哀切に満ちた調べが響いた。
「無縁の霊碑」は05年11月に、埼玉県長瀞町在住の1世、尹炳道氏の発願により、古代・高句麗人にゆかりの深い聖天院の霊域に創立された。一帯は無窮花の咲く韓国庭園になっている。
(2004.9.8 民団新聞)