掲載日 : [2004-10-06] 照会数 : 2401
相次いで下方修正 04・05年韓国の経済成長予測(04.10.6)
IMF(国際通貨基金)が9月29日発表した「世界経済予測」によると、韓国の今年経済成長率(国内総生産=GDPベース)予測を当初の5・5%から4・6%に下方修正した。また、来年の成長率も5・3%から4・0%に修正した。
報告書は、「韓国は内需が弱い上に家計負債の負担が大きく、内需に基盤を置いている企業の成長が低迷している。回復が具体化するまで景気のテコ入れを引き続き行なうべきである」と指摘した。
また、アジア開発銀行(ADB)が発表した「アジア経済展望報告書」も、輸出の伸び率の鈍化などを理由に韓国の今年の経済成長率は当初の4・8%から4・4%へ、来年度は当初の5・2%から3・6%へとそれぞれ大幅に下方修正した。
同報告書は、「最近、韓国の改革政策の焦点が財閥の透明性アップ、分配構造の改善、セーフティネットの強化など社会経済的なテーマに焦点を置いている。政策の一部は長期的に利益をもたらすかもしれないが、経済界に不安を与えているのは事実で、97年の通貨危機以後、国際社会から高く評価されていた改革が次第に『富の再分配対経済成長』という論争に引きずられている」と指摘している。
続いてADBは、韓国が投資を活性化させ、自信を取り戻すには、▽労働市場の柔軟性拡大▽金融部門の健全な信頼感定着▽コーポレートガバナンスの改善などを通じて経済的な効率性と生産性を高めるべきだと勧告している。
一方、IMF、ADBとも中国や台湾、シンガポールなど他のアジア諸国の今年の成長率予想を上方修正した。
(2004.10.6 民団新聞)