掲載日 : [2004-12-01] 照会数 : 3618
見過ごしがちな渡来遺跡を紹介 奈良市人権啓発センター(04.12.1)
【奈良】奈良市人権啓発センターが、地域の史跡から人権を見つめなおそうと、市内に残るひごろ見過ごしがちな史跡19カ所を紹介する「なら・人権スポット探訪」を作成、すでに1万部を配布した。
また、人権啓発センターが歴史学に造詣の深い学校教師などでつくる「古市歴史研究会」の協力を得て作成した4つ折りの探訪地図も好評で、すでに2万部が底をついた。
この冊子は多文化共生の観点から辛国神社や林神社、般若寺など渡来文化ゆかりの史跡も紹介している。辛国神社は渡来人を祭ったといわれている。般若寺は飛鳥時代に高句麗の法師が建立した。林神社の一角にある漢国神社は別名、「韓国神社」ともいわれるほど渡来文化との関係が深いことで知られる。
このほか中世の被差別民衆が構築した名勝大乗院庭園や「奈良町」の木辻遊郭跡と遊女の墓なども取り上げた。
冊子の刊行に合わせ、昨年から探訪散策も実施している。
(2004.12.1 民団新聞)