掲載日 : [2005-02-02] 照会数 : 2523
「日本式不況こない」 深川教授、韓国で講演(05.2.2)
韓国経済通で知られる深川由紀子・東京大学大学院教授は1月27日、講演の中で「韓国型不況は日本の長期不況と一部似ているものの、違う点が多く、日本の『失われた10年』の二の舞いはないだろう」と予測した。
韓国経営者総協会がソウルで開いた全国最高経営者研さん会で語ったもの。深川教授は、韓日両国の経済危機の類似点として、▽政府の危機意識の遅れ▽労組など既得権集団の登場▽不況の構造化に伴う潜在成長力の鈍化▽将来の不安と消費低迷などをあげた。
一方で、「韓国は日本と違い輸出の割合が30%を超えているため内需低迷を避けて通ることができるほか、両極化現象と不動産市場の崩壊も日本ほど深刻ではない」と説明した。
韓国経済が不況を脱出する方策として、「グローバル大企業と中小企業の間に位置した専門企業と中小企業の育成が大切で、労働市場の柔軟な対応も重要な課題」と指摘するとともに、「政府は監視はするものの干渉は避ける『事業家的政府』になるべきだ」とアドバイスした。
(2005.2.2 民団新聞)