掲載日 : [2005-09-07] 照会数 : 4320
「朝鮮朝の悲哀」11月末から舞台に
◆昭顕世子の波乱の生涯
朝鮮朝時代に34歳の若さで死去した実在の人物、昭顕世子の波乱の人生を描いた劇作家、李盤さんの新作「カウンターポイント−悲しみの盃」が11月30日から12月7日まで、東京・文京区の三百人劇場で上演される。この公演は1994年から韓国と日本の演劇交流を目的に活動している「三・一の会」が李さんをはじめ、演出の表在淳さんらを中心に劇団「芸脈」を招聘して行われる。
昭顕世子は第16代王・仁祖の長男として1612年に生まれた。1637年1月、清に攻められた仁祖は漢江南岸の三田渡で屈辱の降伏。
その時、昭顕世子ら3人の息子は中国の瀋陽に人質として送られ、9年間の抑留生活を余儀なくされた。だが昭顕世子は異国で見聞を広めることに努め1644年、清軍とともに入城した北京で、ドイツ人神父のアダム・シャールと出会い、キリスト教を知る。
すでに明は滅び中国は清の支配するところとなり、資料を携えて1645年に帰国した。しかし、中国で得た西洋の新知識や世界観などを持つ昭顕世子を危険視した仁祖や家臣たちは保身のために、昭顕世子を葬ることを示唆する。
開演14時、19時(曜日で異なる)。前売り4500円、当日5000円。問い合わせは、公演事務局(℡03・5281・8066)。
(2005.09.07 民団新聞)