掲載日 : [2005-09-14] 照会数 : 9973
咸鏡道弁を学んできます…萩原 遼(作家)
9月末から語学勉強のために韓国に行きます。北朝鮮最北部の咸鏡北道の言葉を1年ほどで少し分かるようになりたいと考えています。北朝鮮には行けませんので、咸鏡道からの脱北者に個人教授していただきます。1日8時間、すべて咸鏡弁で聞き取りと書き取りをする予定です。体力が続くかどうか。
あわせて、脱北者(とくに咸鏡道出身者)の聞き取り調査も行うつもりです。そのためにも咸鏡弁の習得が必要です。
私は42年前に大阪外大朝鮮語科の1期生として4年間学びましたが、当時の日本の朝鮮語学習環境はひどいものでした。辞書も教科書もない。教える先生もいない。テープレコーダーは5㌔もする重いもの。高くて買えませんでした。
そんな中でも努力はしましたが、最近の韓国語ブームの中では不充分さを痛感しています。もう一度勉強をしたいという気持ちが高まってきました。2000年から4年間、アメリカに滞在して金正日の犯罪を暴いた『金正日 隠された戦争』を書き終え、少し気持ちに余裕ができましたので、68の手習いをやります。
幸い多くの方々のご協力でこの本がソウルの出版社から翻訳出版されました。販売禁止の圧力がかかるのを心配しています。英語版は10月頃に自費出版で完成の予定です。アメリカや韓国、その他各国の政治家、研究者、人権運動家の方々に読んでもらい、金正日政権といかなる妥協もなしに戦い、拉致日本人やだまされて北朝鮮に連れて行かれた在日朝鮮人・日本人妻を取り戻す運動を国際的にも広めたいと思います。ご支援をよろしく。
(2005.09.14 民団新聞)