掲載日 : [2006-02-15] 照会数 : 7014
米のスーパーボウルMVP 韓国系のワード選手
[ タッチダウンを狙って走るハインス・ワード ]
[ 勝利の後、愛息を抱くワード(左) ]
オモニに学んだ根性
米プロフットボールNFLの王者を決める第40回スーパーボウルが今月5日、ミシガン州デトロイトのフォードフィールドで開かれ、韓国系米国人のハインス・ワード(29歳=ピッツバーグ・スティーラーズ)が最優秀選手(MVP)に選ばれた。
ピッツバーグ・スティーラーズがシアトル・シーホークスを21ー10で破って26季ぶり5度目の優勝。ワードは第4Qの46ヤードタッチダウンなど、見事なトリックプレーで活躍、勝利に貢献した。同チームはプレーオフの最下位(第6)シードから頂点に立った。こうしたケースは初めて。
スーパーボウルに韓国系選手として初めて出場したワードは、韓国人の母キム・ヨンヒさん(56)と在韓米軍の軍人だった父との間に生まれた。79年、渡米したキムさんは夫と離婚した後、1日に16〜18時間働いて一人息子を育てた。
「子どものころは、肌の色が違う母を認めることができず、友だちには言わなかった。しかし、限りない愛情を捧げる母が、私の人生の全てということに気づいて、人生が変わった」と告白。
母から「絶対に諦めない根性と執念、勝ち気、努力、誠実さを学んだ」というワードは、「最も謙虚な選手」とNFLで言われている。
ジョージア大学時代、オールラウンドプレーヤーとしての活躍で全米に名前を知らしめた後、訪ねてきた父に「私には母しかいない」と、会うことを拒んだこともある。
1日のメディアデーには「スーパーボウルのチャンピオンとして母と韓国へ行きたい」と話していたワード。4月に2週間の予定で、MVPトロフィーを抱いて母と訪韓することになった。
ワードは自分のことを〞Half Korean〟(半分は韓国人)と表現し、腕にハングルで「ハインス・ワード」と入れ墨をするほど、韓国の血を受け継いだことを誇りに思っているという。
(2006.2.15 民団新聞)