掲載日 : [2006-10-04] 照会数 : 5556
〞いやしの場〟に定着 復元から1周年の清渓川
[ 在日オリニたちの夢を描いたタイル画は人気スポットのひとつ。 ]
[ 清渓川を訪れる人は後を絶たない ]
在日オリニのタイル画も人気
ソウル中心部の清渓川が復元されてから1日でちょうど1年。在日同胞のオリニたちが描いたタイル画をはじめさまざまな観光スポットは新名所となっている。訪問者が9月で3000万人を超え、〞いやしの場〟を訪れる人は後を絶たない。
3千万人訪問
この1年間で清渓川周辺の都心部は生態的に進化している。仁王山の白雲同川を発源にしソウルの都心部を横切る清渓川の全長は10・92㌔。その川辺の大気汚染は減少し、これまで見られなかった各種動植物が棲息しはじめた。
今年の梅雨を過ぎた後、清渓川の生態系はさらに豊かになった。ソウル施設公団が8月から9月初めにかけて清渓川の生態を調査した結果、梅雨前に16種類だった魚類が23種類を数え、個体数も4倍近く増えた。
清渓川の始発点は、光化門近くの清渓広場。風変わりなポジャギ(伝統ふろしき)形広場にある噴水から滝へと、1日約6万㌧の水量が流れる。22のさまざまなデザインの橋がかかる中で最大の橋が広通橋(略称・広橋)。かつて王家や使臣の行列が往来した重要な通路であった。
途中、壁画などの展示物も随所にあり、散策する人々を楽しませている。黄鶴橋から庇雨堂橋にかけて展示された「希望の壁」は、在日同胞のオリニたちをはじめ約2万人の願いを託して描いたタイル壁画で、人気スポットのひとつだ。民団中央本部主催のオリニ・ソウルジャンボリーに参加したオリニたちのさまざまな夢が描かれている。高さ2・2㍍、長さは50㍍に達する。地下鉄2号線の「新設洞駅」10番出口から5分ほどのところにある。
清渓川の終着点近くにあるのが「清渓川文化館」。過去の変遷史や将来のビジョンなどが紹介されている。東亜日報社前からこの文化館まで無料の循環バスが運行し、とくに車中からのライトアップされた夜景は美しいと評判だ。
現在、清渓広場などには、清渓川復元1周年を記念し高さ20㍍のオブジェなどを展示中だ。
1960年代まで、清渓川沿いには飲食店などが軒を並べ、にぎわっていたという。ソウル市は、過去の清渓川写真などを土台に考証作業を経ながら仮設小屋を復元し、清渓川文化館と共同で新たな観光スポットにする計画だ。早ければ来年4月までに、清渓8街のドゥムル橋から舞鶴橋(清渓川文化館付近)にかけて12棟の仮設小屋を復元する。
(2006.10.4 民団新聞)