掲載日 : [2006-10-04] 照会数 : 3661
韓国が初めて開発 知能型監視警戒ロボット登場
来年末 休戦ラインに配置
侵入者や異常物体を探知し、侵入者を制圧できる「知能型監視警戒ロボット」が韓国で初めて開発され、早ければ来年から休戦ラインなどに試験配置される計画だ。
産業資源部が9月28日公開したロボットは、軍民兼用技術開発事業の一環として03年から3年間、98億ウォンを投入し、三星テックウィンなど4企業と高麗大が共同開発したもの。
高さ1㍍のこのロボットは、内部に設置された3つのカメラなどで4㌔(夜間2㌔)以内の動く物体をすべて自動探知する。24時間監視・警戒が可能で、最前方哨所(GOP)で敵の侵入を監視する警戒兵の役割を果たすことができる。特に2㌔(夜間1㌔)以内では形状認識装置が移動物体の形や特徴を分析し、人・動物・木・車両などを正確に見分ける。
異常物体が10㍍以内に近づくと、人のように音声認識技術を利用し、軍隊で使用するシグナルをやり取りしながら敵かどうかを確認することができる。ロボットはK‐3機関銃や非殺傷ゴム弾銃を装着し、敵を制圧できる機能まで備えているため、無人監視・警戒が可能だ。
また、警戒区域内に現れた物体が動物と認識された場合、銃の代わりに警告放送や高音を出し、これを追い払うことができる。悪天候では近距離レーダー方式に比べて探知距離がやや落ちるという弱点はあるものの、一般レーダーが物体を点で表示するのに対し、この装備は類型別に区分できるので、物体を確認するための出動は必要ないというメリットを備えている。さらに、夜間にもカラー映像で物体を認識できる。
産資部の李載勲産業政策本部長は「このロボットは監視機能のほか追跡・制圧機能が一体で構成されているので活用性が高い。イスラエルなどで現在開発・市販中の監視装備よりも優れている」と評価した。
市販価格は1台当たり1億9000万ウォンを予定し、現場試験評価を行ってから来年末ごろ、軍部隊をはじめ空港や発電所、精油所など内外の主要民間施設に市販する計画だ。
軍関係者も移動物体を精巧に追跡して銃まで発射するロボットの動きを見て、「軍人に劣らない警戒能力を持っている」と感嘆した。
(2006.10.4 民団新聞)