掲載日 : [2007-06-13] 照会数 : 7028
ハルモニパワーご覧あれ 初めての絵筆展示会
[ 自作の「大根の絵」の前に立つ生徒の金花子さん ]
[ 迫力あふれる「ネギの絵」
]
川崎市ふれあい館 識字学級の15人
川崎市ふれあい館の主催する識字学級「ウリハッキョ」で学ぶ60〜80歳のハルモニたち15人による作文と絵、書などの作品約100点が川崎区桜本のまちなか交流センターで展示された。
大根やネギなどを描いた絵はいずれも本物のようにみずみずしく、迫力あふれる作品に仕上がった。生まれて初めて絵の具にさわったときは「できるわけない」と、みんなが尻込みしていたとは思えないほどだ。
ハルモニたちは昨年7月、「色づくり」から始めた。使用した絵の具は赤、黄、青の3原色と白だけ。4つを混ぜ合わせることでたくさんの色を生み出せることを知るや尻込みしながら作った小さな色合わせ用のマルがだんだん大きくなり、色も濃くなっていった。
大根は今年4月に制作した8番目の作品。下書きはせず、いきなり筆で描いた。紙が足りなければ継ぎ足し、余れば切った。
関係者によれば「大根を側に置いて描いたら実際よりみな少しずつ大きくなった。これがハルモニパワーなのか」とびっくりしたという。会場を訪れていたある主婦は「どれも力があってよく描けている。根っこのとこや葉っぱも超リアル」とびっくりしていた。
ふれあい館の識字学級は20年の歴史を誇る。さまざまな理由で渡日した人々が週2回通うが、04年から在日1世のための学びの場を交流センターに移した。ここでは同胞高齢者による週1回の交流会「トラヂの会」と日本語学習のほか、月1回、絵の教室も行われている。
(2007.6.13 民団新聞)