掲載日 : [2008-03-12] 照会数 : 3699
多民族共生社会実現へ 草津に支援センター
近江渡来人倶楽部
県の構想後押し
【滋賀】古代から渡来人との関係が深い近江の地で「多民族多文化共生社会」の構築をめざして活動している近江渡来人倶楽部(代表幹事・河炳俊)は、3月末にも草津市内に「多文化共生支援センター」を開設する。8日、大津市内のピアザ淡海で開催した「ヒューマニティフォーラム21」で基調報告に立った河代表自ら明らかにした。
河代表は「私たちは過去の差別を乗り越え、多民族多文化共生社会の実現に向けて外国人と日本人との接着剤、潤滑油の役目を果たしてきた。今後は行政とも手を携え、外国人との相互理解、日本の国際化に向けて手足となって働きたい」と抱負を述べた。
滋賀県は県政の総合的な方針を打ち出した「滋賀県基本構想」のなかで「未来を拓く共生社会」を打ち出しており、これは昨年12月の県議会で可決されている。河代表の多文化共生支援センター構想は県の構想を側面から後押しするもの。
同フォーラムには嘉田由紀子滋賀県知事をはじめとして行政関係者多数が駆けつけ、会場は450人であふれかえった。
近江渡来人倶楽部は、日本と韓半島との客観的で正確な歴史認識の普及および、定住外国人の人権を尊重するととともに相互理解を促進する事業を柱にして00年4月に設立された民間団体。06年5月には大津市内に「渡来人歴史館」を開設している。
(2008.3.12 民団新聞)