掲載日 : [2008-05-28] 照会数 : 7708
百済王妃しのぶ 韓日合同で祭祀
民団山口と鴨神社
【山口】民団山口県本部(李相福団長)は18日、百済国聖明王の后が眠るとされる山陽小野田市の沓(くつ)古墳墓園庭で初の韓日合同祭祀(没後1377年祭)を行った。后を祀ったのが起源という地元の鴨神社では、25年おきに后を偲ぶ祭事を続けている。昨年の神社創建1200年祭に出席した李団長(66)は千数百年にわたって地域で守られている祭事に、「こうした活動こそ韓日友好交流の原点」と感銘を受け、鴨神社側に合同祭を呼びかけて実現した。
ゆかりの沓古墳で
古墳前に双方の供え物を並べて祭壇を設置。鴨神社の目有史(さっか・ありぶみ)宮司(76)らが祝詞や玉串をささげ、続いて李団長ら民団役員が祭壇に酒を供え、韓国式の拝礼を行った。式典の後、高寿英韓国伝統文化教室のメンバーが伝統芸能を奉納した。民団側からは合わせて120人が参加した。
鴨神社によれば后は618年ごろ、日本に向かった息子に会いに行くため百済から船出した。しかし、長門の国白江の浦まで来たところで船のかじが折れたため、付近に御殿を建てて住む。631年に73歳で亡くなったとされる。ちなみに聖明王は日本に仏教を伝えたことで知られる。
李団長は来年の合同祭祀を「10月マダン」の一環として位置づけ、毎年継続していきたいと語っていた。
(2008.5.28 民団新聞)