掲載日 : [2009-02-18] 照会数 : 3444
脱北女性貧者の一灯 生活費を節約途上国の子に
学校建設の一助にと
生活保護脱却し募金できる喜び
脱北女性(24)が限られた生活費を節約し、開発途上国で暮らす恵まれない子どもたちを支援する団体へ募金を続けている。昨年からの募金額は総額で10万円を超えた。支援団体では集まったお金をインド、タイ、ネパール・東パルパの3地域での食糧支援や学校建設などに使っている。
この女性が北韓から脱出して日本に来たのは04年6月のこと。当初は就業先も見つからず、生活保護を受給していた。「区役所に行くたび、若いのに申し訳ないという気持ちだった」という。サービス業に従事するいま、気兼ねなく募金できるのがなによりの喜びだ。
困っている人を放ってはおけない性格。小さいころから病人や、苦しんでいる人を見ると助けたいと思ってきたという。「一人暮らしだし、自分のほしいものを少し節約することぐらい、いくらでも頑張れる」。
ネパール・東パルパでは約20万円の費用があれば、20〜30人の子どもたちが勉強できる5㍍四方の小さな教室1部屋をつくれるとのこと。今年の暮れにはこの女性の思いが込められた学校が建つ予定だ。
女性は「北韓では2、3日まったく食べられないくらい貧しい生活を体験しているから、気持ちが駆り立てられる。一滴の水かもしれない。でも、なにかしらの助けになるんじゃないかと思う」と話す。
(2009.2.18 民団新聞)