掲載日 : [2009-02-25] 照会数 : 4742
私学補助金削減乗り切りへ
金剛学園 小口寄付金に活路
白頭学院 学校債発行も検討
【大阪】大阪府からの私学助成金減額をどう乗り越えていくのか。市内の白頭学院と金剛学園が苦慮している。民族学校の生き残りには、在日同胞一人ひとりの理解と協力による財政基盤の強化が求められている。
09年度全体の減額幅は未だ明らかになっていない。08年度のこれまでの減額幅から白頭学院、金剛学園とも全体で2割5分から3割ほど、金額にして数千万円になるものと推測されている。
金剛学園の許應石事務長は、「府からの助成金は昨年9月、12月と減額された。最終的な減額幅は3月31日に振り込まれる金額を見てみないとわからない。来年度からは私学助成金減額に伴い収入を増やしていくしかない」と話している。
不足分を少しでも補填しようと、両校とも09年度から授業料の値上げに踏み切る。上げ幅は保護者の負担を軽減しようと、金剛学園で毎月3000〜7000円ほど。白頭学院でも金剛同様、アップ分を極力抑えた。白頭学院は代わりに1口5万円の学校債を発行し、理事会、PTA、校友会などの協力を求めていく。併せて現在の理事とは別に年間賛助金1口10万円以上を負担してもらえる「経済理事」を募る。
金剛学園校友会の李文夫会長は「民族学校を守ろうとすれば、お金のある人にだけ寄付金を募っていく従来の寄付支援の形はやめて、一人でも多く、例え月1000円からでも寄付金を募っていく形に変えていかなければならない。これからは一人ひとりの寄付を大切に。これがいまの緊急課題です」と危機感を示した。
(2009.2.25 民団新聞)