掲載日 : [2009-04-15] 照会数 : 3366
ハンセン病の〞語り部〟15年 金相権さんにヘルシー・ソサエティ賞
国立ハンセン病資料館(東京都東村山市)の語り部として93年の開館以来、15年以上も「ハンセン病を生き、歴史を保存し、歴史を語り、未来につなぐ」社会啓発活動を積み重ねている金相権さん(78)が、第5回ヘルシー・ソサエティ賞(ボランティア部門)を受賞した。
金さんは1945年、14歳のときハンセン病の宣告を受け、二重三重の差別の中を生き抜いてきた。「偏見・差別は無知から生まれる。偏見・差別の過ちを二度と繰り返して欲しくない」と、現国立資料館の前身である「高松宮ハンセン病資料館」の企画・設立に努力した。開館後は資料館の運営委員、および語り部として通算3万人以上にハンセン病の歴史を語り続けている。06年から国立療養所多磨全生園入所者自治会会長。
同賞は「健全な社会と地域社会の幸せを願い、国民の生活の質の向上に貢献した人々を称える」ため、ジョンソン・エンド・ジョンソングループと社団法人日本看護協会が04年に創設した。授賞式は2月25日、都内の帝国ホテルで開催された。
(2009.4.15 民団新聞)