掲載日 : [2009-06-03] 照会数 : 3902
一人芝居で分断の悲しみ 沈雨晟さん「アリラン」東京公演
鋭い風刺の込められた作品を通して、分断の悲しみと統一の願いを込める沈雨晟さんの一人芝居「アリラン アリラン アラリヨ 4・3の峠を越えていく」が10日、東京・渋谷区のプーク人形劇場で開かれる。
韓国の民俗学者でもある沈さんは、1966年に韓半島各地に伝わる伝統芸術を掘り起こし、後世に伝えていくために韓国民俗劇研究所付設の劇団「ソナンダン」を発足させた。
沈さんの一人芝居に台詞はなく、韓国の伝統芸能に根ざした音楽、踊り、仮面や人形などがマイムで構成され、独創的な肉体言語として観客に訴える。
今公演では1948年に勃発した「済州4・3事件」から60年が過ぎた今も、分断されている韓半島の悲しみを藁人形、紙人形と、踊りを混じえて表現するほか、韓国の打楽グループ「モリ」のメンバーが、伝統楽器と舞踊を披露する。
沈さんは同劇場で01年に「死者の結婚式」、06年に「忘釈僧戯」を上演している。
開演16時。料金3000円。申し込み・問い合わせは同劇場(℡03・3379・0234)。
(2009.6.3 民団新聞)