掲載日 : [2009-06-17] 照会数 : 4738
「ハンガンネット」始動 市民講座韓国語講師 全国連携へ
全国の市民講座や語学学校などで韓国語を教える講師らが、交流と情報交換の場「ハンガンネット」を設立。これを記念して設立発起人が中心となって14日、東京・新宿区の韓国文化院「ハンマダンホール」でフォーラムを開いた。高校や大学の教員は「高等学校韓国語教育ネットワーク」をつくって定期的に意見交換を行っているが、市民講座の講師の連携の動きはこれが初めて。
教育の質向上めざす 記念フォーラム
「ハンガンネット」とは韓国語の「ハン」と市民講座・講師の「カン」をつないだ造語。全国で市民講座を担う講師14人が発起人となり、韓国文化院の後押しを受けて4月に発足した。
全国で開設されている韓国語の市民講座は1000を超す(06年、韓国文化院調べ)。以前ほど新規受講生を見込めなくなったいま、受講生のレベルや学習目的は多様化し、より質の高い教育が求められるようになっているという。こうしたなか、全国の講師が抱える悩みもまちまち。06年ごろからは「問題を共有しあいながらお互いに励ましあう場を」との声が上がっていた。
会場には長崎、福岡、大阪からの参加者も見られ、100人を超えた。ハンガンネットの発起人がパネリストとして登壇、会場と意見交換しながら、今後どのような連携や活動が必要なのかという方向性を探った。
発起人の一人で「コリ文ハングル教室」(神奈川韓国会館内)を主宰する金順玉さんは「11年前、6人の受講生を抱えてスタートしたのが、いまや講座数は70近くに増え、講師は20人になった。生徒が満足できる授業をどう保証していくのか、いまは質の高い講師の安定的な確保などに悩んでいる」と報告した。白頭学院建国学校の国語教師で中・上級者向けの韓国語教室を主宰している前田真彦さんは、「教える側にも学ぶ側にも中・上級者向けの情報が不足している」と指摘した。
会場からは「勉強以外にも、受講生が楽しめる現場をつくりたい。誰かヒントを教えて欲しい」「実際、授業に役に立ついろんな情報や知識を教えてほしい」「学院運営や講師のスキルアップ、教育方針、方法、情報交換の場を期待する」といった声が聞かれた。
「ハンガンネット」は全国レベルのネットワークをめざしており、会員を募集中。ハンガンネット事務局は国際文化フォーラム。
http://www.hangangnet.com/
(2009.6.17 民団新聞)