掲載日 : [2009-07-15] 照会数 : 3619
徴用軍人・軍属の遺骨44体 「望郷の丘」に安葬
[ 遺骨の前で大礼する遺族たち ]
第3次奉還
第2次大戦中に犠牲となった韓半島出身の軍人・軍属の遺骨44体が9日、東京都目黒区の祐天寺から60余年ぶりに韓国・天安にある「望郷の丘」に安葬された。日帝強占下強制動員真相糾明委員会(金龍鳳委員長)が国内の遺族を捜し出したことで、日本政府からの奉還が実現した。軍人・軍属に限れば、昨年中の2回にわたる160体と合わせ、今回3回目の奉還で計204体が遺族のもとに戻ったことになる。
安葬に先だって祐天寺で8日に行われた日本政府主催の追悼式には、韓国国内から遺族25人、民団中央本部からも韓在銀副団長らが出席した。韓国政府を代表して式辞を述べた権哲賢駐日大使は、「韓日両国の緊密な協力があれば、日本全国に散在する民間の労務動員犠牲者の遺骨奉還でも良い成果を見いだせるだろう」と期待の言葉を述べた。
遺族の一人、鄭東姫さん(75)は、一握りの白骨となった兄の東皥さんとこの日、65年ぶりの対面を果たした。クンジョルの後、いまにも崩れ落ちそうな体を関係者に支えられ、ようやくの思いで席に戻った。
東姫さんは「オッパが死亡したのは徴兵されてから2年後、帰郷したある軍人から知らされました。オッパの無事を信じて待ち続けた両親は、一家の大黒柱を失ったにとどまらず、人生のすべてを失ったも同然でした」と目頭を押さえた。東皥さんは中国安徽省で45年7月26日、病死した。
(2009.7.15 民団新聞)