掲載日 : [2003-05-29] 照会数 : 2790
「同胞の住む街」で描く親子の絆 映画「ウトロ家族の街(03.5.28)
6月、東京で上映
【京都】〞不法占拠〟で立ち退きを迫られる不安定な境遇にありながら助け合い、励ましあって生きる在日同胞一家を描くドキュメンタリー映画「ウトロ家族の街」(58分)が6月、東京で上映される。
舞台は京都府宇治市の通称「ウトロ」地区。太平洋戦争中は京都飛行場建設工事にかり出された同胞の飯場があり、1300人が暮らしていた。現在も68世帯380人余りの在日同胞が住む。
カメラは同胞住民がなぜここに住みたいと思うのか、いまをどういう思いで生活しているのかを親子4代にわたって住むある一家を通して浮き彫りにしていく。スタッフの一人で著名な映画監督、原一男監督の下で学ぶ塾生、武田倫和さんは「日本人が忘れかけていた温かい家族の絆がウトロには残っていて、新鮮だった」と話している。
「ウトロ」は原監督自ら塾生の作品から選んだ6本のうちの一つ。ファン投票で「観客賞」に輝いた。18日から20日まで東京都千代田区神田駿河台のアテネ・フランセ文化センターで上映される。
なお、19日はウトロで生まれ育ったという鄭大聲さん(滋賀県立大学人間文化学部教授)による「現代『在日』の文化に触れてみませんか?」と題したトークショーも予定されている。
問い合わせは「CINEMA塾」。TEL03(5360)1668。
(2003.5.28 民団新聞)