掲載日 : [2003-08-20] 照会数 : 2141
「この機会逃してはならぬ」 北韓に「核放棄」促す(03.8.20)
盧大統領慶祝辞
【ソウル】盧武鉉大統領は15日、忠清南道天安市にある独立記念館で行われた第58周年光復節記念式典で演説、北韓に対し核の早期放棄と改革・開放推進を改めて促した。
盧大統領は「核兵器は決して体制保証の安全装置とならず、かえって孤立と危機を招く禍根になるだけだ」と強調、「北韓が核を放棄すれば、われわれは北韓の経済開発のため先頭に立つ」と表明。「隣国と協力して国際機関と国際資本の協力も引き出す。そうなれば新しい北東アジアの時代が開け、北韓は速い速度で発展し平和と繁栄を分かち合えるだろう」と力説した。
北韓核問題について盧大統領は「速やかに解決されなければならない。そして必ず平和的に解決されなければならない」と強調すると同時に、27日から中国・北京で始まる「6者会談」(南北と米中日露が参加)を念頭に「今解決の糸口が見え始めている」とし、北韓に対して「この機会を逃してはならない」と呼びかけた。
さらに、南北関係について「2000年の『6・15南北共同宣言』は南北間だけの合意ではない。世界に向けた平和の約束であり、必ず守られねばならない」と言明。「われわれは現在推進中の各種協力事業を継続していく。金剛山観光事業も継続されるようにする」と明らかにした。
盧大統領は「今後北核問題が解決されれば、南と北は平和体制の構築と軍事的信頼構築のための協議を本格的に推進しなければならない」と表明した。
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10年以内に「自主国防」基盤構築
国防・安全保障問題について「われわれの安全保障をいつまでも駐韓米軍に依存しようとする考えは正しくない。自主独立国家は自らの国防力で国を守ることができなければならない」と表明。「韓国軍は6・25韓国戦争後、着実に成長し、十分に国を守るだけの規模を持つようになったにもかかわらず、依然、独自の作戦遂行能力や権限を有していない」と指摘し、「私の任期中に、今後10年以内に韓国軍が自主国防の力量を備えられる基盤をつくりたい。そのため、情報と作戦企画能力を補強し、軍備と国防体系もそれに合わせて再編していく」と明らかにした。
盧大統領は「もはや自らの責任で国を守る時になった」と強調すると同時に、「われわれが自主国防に努めるとしても、韓米同盟関係は一層強固にしていきたい。自主国防と韓米同盟は決して矛盾するものではなく、相互補完関係にある」と指摘した。
(2003.8.20 民団新聞)