掲載日 : [2003-09-03] 照会数 : 2324
6者会談 北韓核解決へ対話枠組み維持(03.9.3)
「6項目合意」を発表…次回日程は決まらず
北韓の核開発問題をめぐり北京市内の釣魚台迎賓館「芳菲苑」で8月27日から開かれていた6者会談は29日閉幕し、議長を務めた中国の王毅外務次官が記者会見を通じて、「核問題の平和的解決」「状況を悪化させる言動をとらず協議を継続する」ことなどを柱とした6項目合意を含む議長総括を発表した。(「議長総括」別掲)
だが、次回会談の日程や場所は盛り込まれず、何らの共同文書も採択されなかった。会談は実質的な進展なく3日間の会期を終え、次回会談で核開発、日本人拉致問題など解決の具体的論議に入れるかは不透明だ。次回会談の日程は、各国が外交ルートを通じて協議する。
王次官は「今会談を通じて韓半島非核化の目標が確立され、平和解決のプロセスが始まった」との認識を示し、「協議継続のための重要な一歩を踏み出した」と総括した。その一方で「多くの意見の相違があり、とても鋭いものもあった」と明らかにした。
核問題の解決方式については、「段階的で、同時、並行的な方式」を探ることで、各国が原則合意したとの認識を表明。さらに「各国は、事態をエスカレートさせる言動をとらないことで同意した」と述べた。
会談の焦点である米朝間のやりとりについて、王次官は「米国は北韓侵略の意図や現政権(金正日政権)交代の意図がないことを強調した。北韓も非核化が目標であり、核兵器保持が目的ではないと表明した」と強調した。
合意内容の文書化については、各国が合意に至らず見送られたという。
6項目の合意事項
1、対話を通じ、核問題を平和的に解決し、韓半島の平和と安定を維持し、恒久的な平和を切り開く
2、韓半島の非核化を目標とし、北韓の安全に対する合理的な関心を考慮して問題を解決していく必要がある
3、段階を追い、同時的または並行的な公正かつ現実的な解決を求めていく
4、平和的解決のプロセスの中で、状況をエスカレートさせる言動を取らない
5、対話を通じ、相互信頼を確立し、意見の相違を減じ、共通認識を拡大させる
6、6者会談のプロセスを継続し、可能な限り早期に外交ルートを通じ、次回会談の場所と日時を決定する
(2003.09.03 民団新聞)