掲載日 : [2003-12-24] 照会数 : 2206
南北経済協力 朴韓銀総裁が会見で強調(03.12.24)
競争力強化の突破口に…南北格差縮小だけでなく
【ソウル】朴昇韓国銀行総裁は16日、ソウル・プレスセンターの外信記者クラブでの記者会見で、「最近の韓国経済状況と政策対応」について見解を表明、「南北経済協力の活性化は、今後の統一に備えるという側面でも重要なだけでなく、韓国経済の競争力を強化する新たな突破口にもなり得る」と強調した。
朴総裁は「このような点から、現在(北韓地域で)造成中の開城工業団地の成否が大変重要な意味をもつ。今後の対北投資と南北経済協力の試金石となるだろう」と説明。「南北の経済協力増進は、韓国経済が直面している高賃金構造や、中国の浮上および開放革命などの衝撃を克服し、長期的な成長潜在力を維持するうえで、新たな突破口になる」と展望した。
さらに「北韓は低賃金などから生産原価が非常に低い。南北間直接陸路輸送が可能という利点があり、言語と伝統が同じ同族という紐が大きく、韓国企業の現地適応が一層容易だ」と指摘、「韓国の資本と技術が北韓の労働力と結合すれば、韓国は最先端情報技術(IT)産業はもちろん、労働集約的な産業でも競争力を取り戻せる」と述べた。
また「現在北韓経済は産業施設の落後などにより競争力がほとんどないので、準備なく統一すれば数百万の北韓住民が働き口を求めて南側に移動し、民族的災いを招くことにもなりかねない」とし、「こうした事態を事前に防止するためにも対北投資を増やし南北間の経済力格差を縮める必要がある」と主張した。
朴総裁は「現在南北関係は北韓核問題など緊張要因があるが、大きな流れからみると雪解け期にある。こうした雪解けムードを継承して南北経済協力をもっと活発化させるためには北韓核問題の平和的な解決がきわめて重要である」と強調した。
(2003.12.24 民団新聞)