掲載日 : [2004-03-03] 照会数 : 3305
25作品を一挙上映 韓国インディペンデント映画2004(04.3.3)
[ 「ロード・ムービー」 ]
全ジャンルを網羅…社会問題への視点豊かに
6日から東京で
韓国の第4次日本大衆文化開放に呼応し、かつ05年の「ジャパン・コリア・フェスタ2005」を視野に入れて日本の文化庁は6日から12日まで、「韓国インディペンデント映画2004」を東京・渋谷の「シアター・イメージフォーラム」で開催する。
この企画は、長編劇映画、短編劇映画、ドキュメンタリー、デジタル作品、アニメーション、実験映画やノン・ナラティブ作品など全てのジャンルを網羅した。9つのプログラムに分類された25作品が日・英字幕で一堂に紹介される。インディーズ作品だからこそ、映画でタブーとされていた社会的、性的な問題に果敢に挑戦した作品が並ぶ。文化庁が主催し、韓国文化院、韓国文化コンテンツ振興院が後援する。
ゲイをテーマにしたキム・インシク監督のデビュー作「ロードムービー」をはじめ「もし、あなたなら」は、障害者、外国人労働者など多岐にわたった問題に挑戦している6人著名映画監督による短編オムニバス。デビュー作「薔薇色の人生」で青龍賞の新人監督賞を受賞し、現在プチョン国際ファンタスティック映画祭の実行委員長もある金弘準監督のパーソナルな短編「マイ・コリアン・シネマ」は韓国映画の将来を予見しているともいえる作品。そのほか、様々な性と生き方の葛藤を描いた「ビーイング・ノーマル」、韓国のゲイ解放運動の先駆けとなった「シュガー・ヒル」も。
ここ数年の野心的な長めの短編映画3本を上映するプログラム「ロングカッツ」、短編6本を紹介する「ショート・カッツ」では、親子関係や世代意識の違いなど、多岐にわたる監督の思いを映像化した作品で、韓国の若手映像作家のバイタリティーあふれる作品が上映される。
「韓国インディー・アニメーション」では、各地の映画祭の受賞作を含む秀作アニメ8本が紹介される。コンピュータ・グラフィックスやコマ撮りなど様々な手法が使われている。特に済州島に伝わる四季の女神の誕生についての寓話をもとにした作品「オ・ヌ・リ」は、アニメ界で最も良く知られる一人、イ・ソンガンの最新作。
6日には、映画批評家のトニー・レインズ氏を司会に上映作品のパク・キヨン(韓国映画アカデミー院長)、イム・スルレ、キム・ソン(「反・弁証法」監督)、キム・ホンジュンの各監督によるパネルディスカッションが行われる。
入場料は、当日1回券1000円からフリーパス4500円まで。前売券は劇場窓口、都内各プレイガイド、チケットぴあで。問い合わせはイメージフォーラム(電話03・5766・0116、www.imageforum.co.jp)。
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上映日程
(時間は①11時30分、②14時、③16時30分、④19時)
▽「ロードムービー」(キム・インシク監督、02年114分)=6日①、8日③、10日④
▽「ラクダ(たち)」(パク・キヨン監督、02年91分)=6日②、9日④、11日①
▽「もし、あなたなら」(イム・スルレ監督ほか、03年110分)=7日③、8日④、11日③
▽「反・弁証法」(キム・ゴク/キム・ソン監督、01年55分)「時間意識」(02年45分)=7日①、9日①、11日②
▽「マイ・コリアン・シネマ」(金弘準監督、02・04年80分)=7日②、9日②、11日④
▽「ビーイング・ノーマル」(チェ・ヒョンジョン監督、03年58分)「シュガー・ヒル」(イ=ソン・ヒイル監督、00年23分)=6日④、10日③、12日③
▽ロング・カッツ(105分)《「もうもどれない」(パク・キュンモク監督、02年43分)「こもれ日のなかの休息」 (キム・ディム監督、02年30分)「ワンダフル・デイ」(キム・ヒョンピル監督、03年32分)》=7日④、10日①、12日②
▽ショート・カッツ(110分)《「ひげ剃り」(シン・スウォン監督、03年33分)「グッド・ロマンス」(イ=ソン・ヒイル監督、01年28分)「ストーリー・ブラインド」(ビョン・スンヒョン監督、01年15分)「ピストル」(ソン・ファンヨン/ウォン・ジョンドゥ監督、99年8分)「ハサミ」(イ・ギチョル監督、00年14分)「解剖教室」(チョン・ソヨン監督、00年12分)》=8日①、10日②、12日①
▽アニメーション(78分)《「15」(アウトフロー監督、03年11分)「オート」(チョン・ハモク/ユン・ドイク監督、00年5分)「月をつかまえる」(ソ・インギョン監督、03年8分)「ザ・レター」(チャン・ヒョンユン監督、03年10分)「奇妙な新聞」(バン・ウィソク/クォン・テクァ監督、03年10分)「オ・ヌ・リ」(イ・ソンガン監督、03年16分)「大漁の船」(チェ・ミンホ監督、03年12分)「時間旅行」(チョ・セホン/チョ・ソンユン監督、03年6分》=8日②、9日③、12日④
(2004.3.3 民団新聞)