掲載日 : [2004-03-17] 照会数 : 2340
年内に京義線試験運行 第8回経協推委で合意(04.3.17)
東海線は来年実現か
第8回南北経済協力推進委員会(2〜5日、ソウル)で韓国側首席代表を務めた金光琳財政経済部次官は7日、「京義線道路は6月末まで、京義線鉄道は年末までに連結工事を完了し、東海線道路は年内に、東海線鉄道は来年までにそれぞれ完工することで北韓側と合意した」と明らかにした。
同時に「京義線道路と鉄道は年内に可能な区域でテスト運行を進めることにした」と伝え、「東海線の道路と鉄道もテスト運行することで北韓側と合意したが、その時期は来年頃になるだろう」と述べた。
また、軍事境界線に近い北韓・開城の工業団地造成について、金次官は6日のCBSラジオとのインタビューで「開城団地の敷地800万坪のうち100万坪は来年から敷地造成工事がスタートする。2006年から入居可能となり、中小企業およそ1500社が入居希望の意向を示している」と伝えた。
金次官は「開城工業団地造成事業は基本的に現代峨山と韓国土地公社が北韓と一緒に推進している民間事業であり、この間、賃金、土地使用料、税金などの問題協議に時間がかかったが、今月末には関連規定について解決されるだろう」と明らかにした。さらに金剛山観光事業に言及、「現代峨山はこれまで対北事業を推進しながら多くの赤字を出してきたが、今後金剛山に宿泊施設とゴルフ場など余暇施設が建設される予定なのでその経営事情も改善されるだろう」と期待を表明した。
■□
開城モデル団地…上半期中に造成
南北はソウルでの第8回南北経済協力推進委員会で、南北連結鉄道・道路工事や開城工業団地造成など7項目に合意した。
鉄道・道路連結では、京義線、東海線の双方で、軍事境界線付近の一部区間で年内に鉄道の試験運行を実施することで合意した。韓国側は北側地域(京義線、東海線の連結区間内)に設置される駅舎建設に必要な設計と機資材を支援する。3月中旬、坡州で第4回鉄道・道路連結実務協議会を開き、この問題について協議することにした。
京義線の場合、韓国側は南北首脳会談4周年の6月15日前後に開通式を行うよう促したが、北側は「北側区間の舗装工事を迅速に完了する」とだけ表明、具体的な開通式の日程は決めることができなかった。
開城工業団地造成では、1万坪のモデル区域の造成を今年上半期中に完了し、下半期からの韓国企業の進出を促す。さらに、来年からは第一段階の開発区域の基盤整備を進め、韓国企業の本格進出に備える。
■□
第8回経協推委合意文の全文
南と北は、2004年3月2日から5日までソウルで南北経済協力推進委員会第8回会議を行った。
会議で双方は、6・15共同宣言の基本精神にしたがって民族の共同繁栄への道を開いていくための経済協力問題等を協議し、次の通り合意した。
1.南と北は、開城工業団地の開発を進捗させ、今年の上半期中に1万坪規模のモデル団地で敷地造成が完了し次第、企業が生産に着手するようにし、第1段階100万坪の開発区域に対する内部基盤施設の建設を積極的に推進し、翌年からは敷地造成工事の進行にともない段階的に企業が入居できるように協力する。
これと関連し、開城工業地区法の下位規定の制定・公布と工業地区管理機関の構成・運営等の問題を3月中に解決し、企業の製品生産が円満に進むように尽力、通信等を商業的方式で適期に供給できるように努力する。
2.南と北は、今年中にまず京義線の開城〜汶山間、東海線の温井里〜猪津間の可能な区間で鉄道の試験運行を行い、京義線および東海線の道路舗装をできるだけ早期に終わらせる。
これと関連し、鉄道の開通に必要な範囲内で京義線および東海線鉄道の分界駅舎等のための設計および機資材の提供に協力する問題などを協議する。
3.南と北は、金剛山観光事業の活性化のために金剛山観光特区開発計画を早期に確定させ、下位規定などの制度的装置を設けるのに積極的に協力する。
4.南と北は、開城工業団地に今年の上半期中に直接取引きの拡大等のための経済協力協議事務所が、開城工業団地開発事務所と同時に開設されるのにともない、協議手続きを経てその運営に入り、民間次元の経済協力事業がより活性化するよう積極的に協力する。
5.南と北は、「臨津江水害防止と関した合意書」を文書交換方式で採択し、それにともない4月から現地調査に着手する。
6.南と北は、南側の経済視察団の北側訪問と北側の経済実務視察団の南側訪問を、今後合意し次第早期に実施する。
7.南北経済協力推進委員会第9回会議は、6月2日から5日まで平壌で開催する。
第3回清算決済実務協議は3月中旬に坡州で、南北鉄道・道路連結実務協議会の第4回会議と臨津江水害防止実務協議会の第3回会議は3月下旬に開城でそれぞれ開催する。
(2004.3.17 民団新聞)