掲載日 : [2004-04-30] 照会数 : 4936
強制連行犠牲者を追悼 県立公園に碑建立(04.4.28)
[ 「群馬の森」で追悼碑に献花する市民 ]
群馬の市民団体
【群馬】第2次世界大戦中に強制連行によって群馬県内で命を落した韓国人犠牲者を追悼する碑「記憶、反省そして友好」が県立公園「群馬の森」に建立された。建立に携わった日本人の関係者、地元の民団と総連本部の役員ら多数が出席した。
この追悼碑は県内の日本人市民団体「群馬県朝鮮人・韓国人強制連行犠牲者追悼碑を建てる会」(猪上輝雄事務局長)が計画、9年に渡る活動のすえ建立に至ったもの。都道府県の公用地に徴用韓国人の追悼碑が建ったのは初めて。
碑の建立までには碑文に「強制連行」の文言を刻むか否かで、県当局が国と市民団体との間で板挟みにあい合意が得られず調整が難航した経緯があったが、結局刻み込まずに建立に至った。
「建てる会」としては満足な形での建立とはならなかったが、碑ができたこと自体に対して好意的な見方も多い。
民団中央本部の李鐘太民生局長も「人々の目につきやすい県の公有地に追悼碑が建立されたということは評価できることだ」と語った。碑の建立について「建てる会」の猪上輝雄事務局長は、「追悼碑を作ることができて感無量だ」と話した。しかし「追悼碑を作ること自体がこの会の目的ではない。建立は到達点ではなく新たな出発点」と語り、これからも活動を継続していく決意を表明した。
「建てる会」はこの日追悼碑建立記念の集いを開き、会の名称を「群馬県朝鮮人・韓国人強制連行犠牲者追悼碑を守る会」と名称を変更し、会員たちは会を再出発させた。
(2004.4.28 民団新聞)