掲載日 : [2004-04-30] 照会数 : 2872
神奈川韓国綜合教育院第3代理事長に就任 金洪斤さん(04.4.28)
このほど神奈川韓国綜合教育院(梁承寛院長)の第3代理事長に就任した。民団神奈川県本部の団長などを歴任し、組織の一線からは「卒業」したつもりだった。
しかし、縁のなかった教育分野のおはちが回ってきた。悩んだ末に、舵取りを引き受けたのには理由がある。
人間形成に一番大切な時期を、日本の学校で過ごす在日の中・高生が意味のないコンプレックスから解放され、アイデンティティを確立してほしいと思ったからだ。「教育は人づくりの基本」という言葉に力が入る。
創立30年の歴史を持つ教育院だが、韓国語講座などに集う同胞の数は年々減少している。厳しい財政事情から広報紙「教育通信」も中断していた。
教育院に対する同胞の認知が低い。会館の活用も充分でない。地域の同胞らのニーズは一体何なのか。
金理事長は受講生ら50余人が参加した4月初旬の親睦バス旅行に顔を出し、意見を交換した。民団の各支部総会では、教育事業の必要性をアピールした。
できるところから着手する。改革の人、決断の人と言われるゆえんだ。広報紙も復刊させた。
今もブレイクが続く「冬のソナタ」など「韓流」も講座に活用し、日本人との共生を図りながら、在日の青少年育成プログラムづくりをめざす。
「生涯教育」から卒業できない新理事長の日々が始まった。
(2004.4.28 民団新聞)