掲載日 : [2004-09-29] 照会数 : 3564
離散家族の絆を守り抜いた母 「海女のリャンさん」上映会好評(04.9.29)
17日、東京・南麻布の韓国中央会館大ホールで映画「海女のリャンさん」の上映会が行われた。
解放前、済州道から日本に渡り、現在大阪で一人暮らしをしている梁義憲(88)さん。海女として70歳まで不休で働き、「時代」によって子どもたちは日本、韓国、北韓に引き裂かれた。韓半島の歴史から生じた悲劇と家族の絆を描いたこの作品は、上映会という手段を用い各地でファンを集めている。
韓国中央会館大ホールにもこの日、開場前から観客が集まり映画を鑑賞した。上映後、観客の70代男性は「人々の心はひとつなのに、政策によって家族が離れ離れになってしまうとは。『とにかく生きること』をしている梁さんの人生を参考にし、自分の生き方と照らし合わせてみたい」と語った。今月、梁義憲さんは自由民主党が発行する女性向け機関誌「りぶる」誌上でも取り上げられた。
桜映画社の村山英世代表は「この映画は自治体などで上映会を開催して観ていただいています。配給会社にまかせてしまうやり方よりも、とても手間がかかるのですが、この作品を『見せたい』人の手に渡し、上映会を交流に役立ててもらえれば、と思います。映画を観て、意見交換することで色々な側面を知ることができると思います」と述べた。
■次回上映予定
◆10月9日(土)/東京足立区梅田地域学習センター(℡03・3880・5322)
◆10月16日(土)/東京荒川区サンパール荒川(℡03・3806・6531)
◆11月7日(日)/北海道札幌市教育文化会館(℡011・271・5821)
◆11月13日(土)/埼玉さいたま市民会館大宮(℡048・641・6131)
◆11月26日(金)/東京中野区なかのZERO視聴覚ホール(℡03・5340・5000)
作品、フィルム貸し出しの問い合わせは桜映画社(℡03・3478・6110)まで。
(2004.9.29 民団新聞)