掲載日 : [2006-10-25] 照会数 : 3738
セマウル運動 アジアに拡大…農村振興の手本に
[ 忠清北道は中国からのセマウル研修員受け入れに積極的で、モデル地区の施設を整えている。 ]
中国は30万人派遣計画
1970年代初めに〈勤勉・自助・協同〉を基本精神に掲げ韓国農村の環境改善や所得増大などに大きく寄与した農村振興運動「セマウル運動」がアジアなどに広がり、韓流として復活している。これまでセマウル教育を受けるため訪韓したのは、中国やベトナム、フィリピン、モンゴル、ロシア、コンゴなど133カ国から4万人を超す。
とりわけ熱心なのが中国だ。中国の農村人口は全体の6割、約8億人に達し、都市と農村の所得格差は深刻だ。胡錦涛国家主席は「新農村運動だけが中国の農村を救うことができる」としてセマウル運動の導入に強い意欲を見せている。中国政府は長期的に30万人ほどの研修員を韓国に派遣する方針だ。
今月半ばには、大連市の公務員20人余が京畿道驪州郡の水耕裁培農場を訪ね、セマウル運動の精神を学んだ。現地農民らとの対話を通じて、「村民が力を合わせて農場を運営し、各ビニールハウスで年間1億ウォンほどの収益をあげている。インターネットで百貨店と直接取引するシステムも構築した」という説明に驚いていた。
忠清北道は、姉妹都市関係にある中国黒龍江省の公務員らを11月中旬に招請し、セマウル運動教育を実施する方針だ。今後、継続して教育プログラムを運営し、セマウル運動教育の模範事例にすると意気込んでいる。特に、朝鮮族を対象にした教育に力を入れる意向だ。
担当者が直接、海外に出向く「訪問型セマウル研修」も活発だ。社会主義体制であったり、長期間貧困状態にある地域に「競争原理」を導入し、村全体の所得を高める。
セマウル運動の発祥の地である慶尚北道は、ベトナムへのセマウル運動輸出に本格的に乗り出した。姉妹協定を結んだタイウンウェン省の村ではセマウル会館の起工式を行ったほか、同省から推薦を受けた、1人あたり平均所得が200㌦と最も低い奥地のルンバン村で、道路舗装や農水路設置などのセマウル運動をテスト実施する。
(2006.10.25 民団新聞)