掲載日 : [2007-07-19] 照会数 : 4171
「慰安婦」特別展開く 軍の関与と強制性平易に
女たちの戦争と平和資料館
「慰安婦」を中心に戦時性暴力の被害と加害の記録を集めた「女たちの戦争と平和資料館」(略称WAM、西野留美子館長)で特別展「中学生のための『慰安婦』展」が始まった。「慰安婦」制度に「軍は関与していなかった?」「強制連行の証拠はあるの?」といった疑問に真っ向から向き合う入門編ともいうべきすべての世代を対象とした展示会だ。
「軍慰安所従業婦等募集に関する件」(1938年3月4日付け公文)によれば、「慰安婦」の徴集は派遣軍が統制し、派遣軍が周旋業者の人選を行い、募集に際しては関係地方の憲兵・警察との連携を密にするよう指示している。
また、「連行には業者が関わった事例が多々あるが、業者は軍に選ばれた人たち」だった。理由は①強姦対策②性病予防③兵士の戦意高揚④軍の機密保持だったとされる。連行にあたっては「お金が稼げる仕事がある」「工場で働く」「看護婦の仕事がある」などとだまされていたケースが多くあった。このほか、日本の敗戦後、フランスと中国の検察団が東京裁判に提出した強制連行を示す証拠書類の存在も展示されている。
展示は08年5月25日まで。開館は水〜日曜日午後1時から6時。500円(18歳未満300円、小学生以下無料)。℡03・3202・4633、FAX03・3202・4634。
(2007.7.18 民団新聞)